見事に13日の金曜日(胃捻転の巻)

昨日は長い長い1日だったです。その上昨晩は一睡もできず疲労困憊。

 

朝のぽんちゃんはとても元気でお散歩に行き、帰宅後旺盛な食欲でさっと完食してくれたのですが(午前6時頃)、午前8時ぐらいから急に様子がおかしくなりました。

 

嘔吐するような音がするのでまた腎臓が悪いのだと思いクレメジンを一錠追加。(←まずかったです。)

 

8時半。嘔吐するような素振りは止まず。見ると嘔吐したいようですが嘔吐できずに腹部が風船のように膨らんでいます。急いで関係各所に業務連絡してかかりつけの病院に駆けつけました。

 

予想通り胃捻転の恐れがあると言われ腹部に針をさしてガスを抜きました。ガスは面白いように抜けて臭い臭いがして腹部はだんだん元の状態に。

 

帰りの車中も落ち着いていたため安心してオンラインで10時から仕事を始めることに。

 

その途中からまた吐くような異常音。相手先の理解もあって会議は40分で終了し再び元の病院に電話するとガス抜きに来てくれと言います。

 

駆けつけたのは11時過ぎ。無料でガスを抜いてもらえたのですが、先生に地域の大病院で検査を受けるように言われました。

 

大病院に電話すると親切に応対され院長先生にまで見てもらえました。あらゆる検査を受けて胃捻転という診断。即刻手術の事例ですが腎臓の数値が悪いのでかなりの危険が伴うということ。それでも今すぐの手術を勧めるということで了承しかかったのですが、連れに行くと全力で家に帰りたいと目で訴えています。

 

私は自分の両親と初代犬をこういうギリギリの境界事例で手術に踏み切って死なせてしまいました。なので今回はどんなに苦しんでも家で看取ろうと決心。

 

ぽんちゃんもよほど帰りたがったのか病院のカートを拒否して自分で歩き始めました。その速度は病人(犬)と思えないほど。

 

とは言え帰宅してからはうぇうぇの地獄。仕事は対人はオールキャンセルして覚悟をして看取りの準備に入りました。

 

ふと思い出したのが祖母の磁気治療器。接待などで食べ過ぎた時に胃腸にあてるとたちまち膨満が解消します。

 

嫌がりましたが、ソフトクレートに入れてこの磁気治療器を二台分お腹に押し付けました。かなり刺激が強かったのかついにゲロゲロ。それまで吐きたくても吐けなかったので有望です。三回ぐらいやったところでぽんちゃんは頼むからやめさせてほしいという目つきをしたので終了。その後水を1リットルぐらい飲んでまたゲロゲロ。

 

昨日眠れなかったのはこのゲロゲロの音と臭いにやられてしまったようです。

 

午後5時。ゲロゲロは治りガスもかなり出た模様。今度はマッサージ。人間の場合胃捻転は臍の周りにツボがあるということでそこを狙って1時間マッサージ。

 

だんだん症状が落ち着き夫さんから迎えにきてほしいと電話があったので夫さんの職場に向かいました。

 

夫さんが帰宅してからのぽんちゃんは弱々しいのですが比較的落ち着いていて、彼は修羅場を見ずに済んだようです。こういうシーンは医療従事者である彼の方が慣れているはずなのですが。。壮絶すぎて私は眠れませんでした。

 

午後7時。降圧剤を吐き戻さずして飲みました。午後10時に就寝。

 

こちらは眠れないので時々様子を見にいきましたが時折ウロウロしていたようです。

 

大病院の院長さんには昨日中に手術しないとその日のうちに亡くなると言われたのですが、なんとかガスが出て命はつなげた模様。とはいえ食欲がでるまで、また出ても食事の内容、やり方に注意です。

 

内容はタンパク質制限があるのでついつい発酵しやすいものをやりがちになっていました。

 

胃は風船のようで一気にたくさん食べるとねじれてくるようです。だから大型犬に多いようですね。解決方法は少しずつ八回ぐらいに分けてやることです。

 

生きつなげたら夫さんと協力して頑張ろうと思います。それから介護部屋も必要ですね。

 

まあ今後どうなるかわかりませんが家での看取りだけは間違いがありません。